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Windows環境のネットワーク帯域幅にいて
以下備忘録。
Windows環境で、ネットワーク帯域幅の
制御方法は何種類かある。
NICのプロパティ以外は、
出力方向の帯域幅しか制御できない。
Hyper-Vで
[帯域幅管理]を有効すると
[最小帯域幅]
[最大帯域幅]
が設定できる。
この仕様、私は勘違いしていて
送受信ともに、この設定が有効になると
思っていたのだが、
この設定で制御できるのは送信だけ!!
画面に記載してほしい!!
てっきり、仮想マシンのNICの
プロパティで制限すること相当が
できる思っていたが受信にかんしては
全く制御でなかった。
どうやら、送信だけ制御できるようだ。
Hyper-V 帯域幅管理の機能と
TCPの機能を利用して経路としての
帯域幅を制限できた。
ま、なかなか実用的ではないか、、、
2枚NICがあれば、
経路を制御したいセグメント側の
NICに帯域制限を設定する。
もう1枚にNICの帯域が無制限であっても
制限がかけられたNICがボトルネックとなり
無制限側も結果として制限がかかった状態と
同等になるはずではと思い試してみた。
期待通りの動作をした結果が以下の図。
Windows Server 2012 R2 で
RRASを構成して
対象サーバーと同じセグメントのNICに
帯域制限を設定した。
帯域制限はサーバを起動したままで
同一コネクション内でも即時反映された。
帯域幅を
無制限
10Mbps
50Mbps
の順で設定した様子。
コピー元 サーバ
|
RRAS NIC 無制限
RRAS NIC 10Mbps途中で50Mbpsに制限
|
コピー先 サーバ
無制限時のNWの状態
100Mpbs もう少し速度が出てもいい気がするが、、、
最上部のNIC(イーサネット)に
10Mbps帯域制限を設定
最上部のNIC(イーサネット)に
50Mbps帯域制限を設定
NICのプロパティ
ベンダーごとにプロパティの名称が異なるが
○○デュプレックスなどの値を見ていけば、判断できる。
送受信双方に制御がかかる。
どうやら、Hyper-Vの仮想NICに同等の
プロパティはないようだ。
なので、物理マシンだけ設定できる。
VMwareはどうなのかな?
BITS
Background Intelligent Transfer Service
(バックグラウンド インテリジェント転送サービス)
Windows XP から実装されたサービス。
クライアント側の未使用のネットワーク帯域幅内で
ダウンロードを実行する。
ネットワークの切断後の再開機能(レジューム)も有する。
再開機能は、
RobocopyのオプションでもRetry回数を
設定できるが、Retryの回数を
膨大に大きくすれば似たような効果があるが
BITSのレジュームと厳密には同義ではない。
すみわけとしては、ダウンロード対象が
複数、更新をしたファイルだけ等の条件との時は
Robocopy
クライアント内の他のネットワーク帯域に
影響を与えたくない時は
BITS
PowerShellコマンドレットで
BITS JOB を生成することもできる。
GPOで、BITS JOB の
ただし、帯域の制御は、BITSクライアント
つまりBITS JOBが実行される環境だけであり
ネットワーク経路、ダウンロードのソースを持つ
サーバ自体の帯域を制御していることでないことが留意点
例
ファイルサーバ
Windows 10 BITS 10Mbps ×100台
各Windows 10 でBITSでネットワーク帯域を
10Mbpsとしぼっていても、
100台同時にファイルサーバから
コンテンツをダウンロードすれば、
最大1Gbpsの帯域をファイルサーバのNICが
使用する可能性があるということ。
当然、Windows10 サーバ間の
ルータ、スイッチの経路も最大
最大1Gbpsの帯域を使用する可能性がある。
ただし、対象のアプリケーション、
対象のWebアプリケーションを指定できる。
特定のアプリケーション(Robocopy)しか試したことはないけど、
IIS以外のWebサーバも制御できるか気になる。
いつか試してみてみようかな。
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Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版 [ 山内 和朗 ] |
Windows環境のネットワーク帯域幅にいて
以下備忘録。
Windows環境で、ネットワーク帯域幅の
制御方法は何種類かある。
- NICのプロパティ
- グループポリシーによる、
ポリシーベースQoS - Hyper-V 帯域幅管理
- BITSによる帯域幅を制限する
NICのプロパティ以外は、
出力方向の帯域幅しか制御できない。
Hyper-Vで
[帯域幅管理]を有効すると
[最小帯域幅]
[最大帯域幅]
が設定できる。
この仕様、私は勘違いしていて
送受信ともに、この設定が有効になると
思っていたのだが、
この設定で制御できるのは送信だけ!!
画面に記載してほしい!!
てっきり、仮想マシンのNICの
プロパティで制限すること相当が
できる思っていたが受信にかんしては
全く制御でなかった。
どうやら、送信だけ制御できるようだ。
Hyper-V 帯域幅管理の機能と
TCPの機能を利用して経路としての
帯域幅を制限できた。
ま、なかなか実用的ではないか、、、
2枚NICがあれば、
経路を制御したいセグメント側の
NICに帯域制限を設定する。
もう1枚にNICの帯域が無制限であっても
制限がかけられたNICがボトルネックとなり
無制限側も結果として制限がかかった状態と
同等になるはずではと思い試してみた。
期待通りの動作をした結果が以下の図。
Windows Server 2012 R2 で
RRASを構成して
対象サーバーと同じセグメントのNICに
帯域制限を設定した。
帯域制限はサーバを起動したままで
同一コネクション内でも即時反映された。
帯域幅を
無制限
10Mbps
50Mbps
の順で設定した様子。
コピー元 サーバ
|
RRAS NIC 無制限
RRAS NIC 10Mbps途中で50Mbpsに制限
|
コピー先 サーバ
無制限時のNWの状態
100Mpbs もう少し速度が出てもいい気がするが、、、
最上部のNIC(イーサネット)に
10Mbps帯域制限を設定
最上部のNIC(イーサネット)に
50Mbps帯域制限を設定
NICのプロパティ
ベンダーごとにプロパティの名称が異なるが
○○デュプレックスなどの値を見ていけば、判断できる。
送受信双方に制御がかかる。
どうやら、Hyper-Vの仮想NICに同等の
プロパティはないようだ。
なので、物理マシンだけ設定できる。
VMwareはどうなのかな?
BITS
Background Intelligent Transfer Service
(バックグラウンド インテリジェント転送サービス)
Windows XP から実装されたサービス。
クライアント側の未使用のネットワーク帯域幅内で
ダウンロードを実行する。
ネットワークの切断後の再開機能(レジューム)も有する。
再開機能は、
RobocopyのオプションでもRetry回数を
設定できるが、Retryの回数を
膨大に大きくすれば似たような効果があるが
BITSのレジュームと厳密には同義ではない。
すみわけとしては、ダウンロード対象が
複数、更新をしたファイルだけ等の条件との時は
Robocopy
クライアント内の他のネットワーク帯域に
影響を与えたくない時は
BITS
PowerShellコマンドレットで
BITS JOB を生成することもできる。
GPOで、BITS JOB の
ただし、帯域の制御は、BITSクライアント
つまりBITS JOBが実行される環境だけであり
ネットワーク経路、ダウンロードのソースを持つ
サーバ自体の帯域を制御していることでないことが留意点
例
ファイルサーバ
Windows 10 BITS 10Mbps ×100台
各Windows 10 でBITSでネットワーク帯域を
10Mbpsとしぼっていても、
100台同時にファイルサーバから
コンテンツをダウンロードすれば、
最大1Gbpsの帯域をファイルサーバのNICが
使用する可能性があるということ。
当然、Windows10 サーバ間の
ルータ、スイッチの経路も最大
最大1Gbpsの帯域を使用する可能性がある。
グループポリシーによる、
ポリシーベースQoS
この方法も、当然出力方向だけ制御できる。ただし、対象のアプリケーション、
対象のWebアプリケーションを指定できる。
特定のアプリケーション(Robocopy)しか試したことはないけど、
IIS以外のWebサーバも制御できるか気になる。
いつか試してみてみようかな。
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